1995年(平成7年)4月、エイブル・イングリッシュ・スクールは岡山市国府市場の手作りパン屋さんの跡地に開校しました。アメリカ人と日本人の夫婦2人で、試行錯誤を繰り返しながら、どうすればより良い英語教育を提供できるかひとつひとつ話し合うという地道な日々からスタートしました。1998年(平成10年)、賞田の現在の場所に移転しました。新設したスクールの校舎は、生徒たちがアメリカ人の家に英語を学びに来るような気持ちになれるよう、薄ピンク色の外装と花柄の壁紙のアメリカンハウスにこだわりました。夫婦で始まったスクールは、年々たくさんの生徒さんに恵まれ、出逢いと卒業を繰り返し、2015年には20周年を迎えました。
開校した1995年当時、日本では文法一辺倒の受験塾と文法をなおざりにした会話スクールとに分かれ、言わば両輪で走るべきものを一輪だけで別々に走っているといった状況にありました。文法学習だけでは”話す”という実践的な成果は望み難く、それが日本の英語教育の致命的な欠陥とされてきました。また、逆に会話のみに専念することは、言語の基本理念を素通りして非効率的であるばかりか、言葉としての格調を欠く恐れがあります。
そこで、当スクールでは開校当初から、日本人講師の授業で学んだ文法をネイティブスピーカーの外国人講師の授業で、即、会話として実践するという理論(文法)と実践(会話)の並行授業というバランスの取れた画期的な英語教育を行ってきました。
また、当スクールの授業では、英語表現から時事問題に至るまで英語で学ぶことができるので、広角的な視野や国際的な知性の養成が可能です。言語の習得は、言語そのものだけではなく、その国の文化や習慣や歴史に触れ、他国の人々をより深く理解し、同時に日本を外から見ることでもあります。私たちは英語の授業を通して生徒の皆様にそのようなトータルしたものをお伝えしたいと考えております。
幼児から小学1年生は、バイリンガルの講師が英語の単語、文章、歌、会話などを大量にインプットして、英語の絶対量をどんどん増やしていきます。
小学2年生からは文字や文法も取り入れ、徐々に日記を英語で書いたり、英語の歌(チャンツ)を歌ったり、文を読んで意味を理解し、小学6年生までには自分のことを英語で表現でき、英語の本を読めるようにし、中学英語を越えた英語力をつけていきます。
中学部では、英語の文章を覚えることを基本に、難解な高校範囲の英語につながる文法を学びます。
中学の間に高校レベルの英語力をつけるので、高校でも上位の成績を取れるよう養成します。
高校部では、高1の間に高校3年間の文法を終え、高2から高3では、難解な長文読解に挑みます。倒置や見分けにくい構文はもちろんのこと、単に日本語に訳すのではなく、筆者が何を言いたいのか、この比喩は一体何を意味しているのか、この文章はどの社会現象を指して書いているのか、そして自分はどう考えるのかに至るまで深く読み込んでいきます。
また、ネイティヴ講師から国内国際問題、社会問題、各国の歴史や文化について英語で学び、それについて自分の意見を英語で述べ、文章に書き、それをネイティヴ講師に添削してもらいます。このような高度な英語力こそ大学や大学院そして社会で必要とされるものです。
中学生から高校生までの全クラスがネイティヴ講師の会話授業を受講できるので、英語でのディベートもこなし、 スピーチコンテストでの上位入賞を多数獲得しています。
また、センター試験の英語での当スクールの平均点は、毎年、200点満点中170点以上という高得点です。